道の駅のマンゴーは、なぜ安い?
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●道の駅で格安でマンゴーが買える!
●道の駅のマンゴーはなぜ安いのか?
●選び方に要注意!
●冷蔵庫
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●道の駅で格安でマンゴーが買える!
沖縄のJAファーマーズマーケットをはじめとする、いわゆる「生産者直売店」では、生産者が作った農産物に自分で値段を決めて、直接売り場に陳列しています。
その為、価格は農家直買い価格で新鮮で格安なんです!
どれくらい安いかというと、
マンゴー1パック1,000円!
ミニマンゴー1袋300円!
時には、農家さんが納品しに来る直後を狙って、狙って時にはこんな人もいます。
「マンゴーが大好きで、毎年沖縄にマンゴー買いに行ってます!」
「ずっとミニマンゴーが欲しくて、開店から2時間待って買い占めました!」
生産者直売店は、野菜、果物、お米、加工品等など。
市場には出回らない珍しいアイテムや、運が良ければ、農家が個人的趣味で育てた『世にも珍しい幻の作物』にも出会えるかもしれません。
●道の駅のマンゴーはなぜ安いのか?
なぜこんなにも安いのでしょうか?
生産者直売のため、流通マージンが乗っかっていない、という理由はもちろんあります。
とは言っても、1袋300円とか、1000円とか、そこまで下がると破格すぎます。
マンゴーの収穫は1年に1回限りです。
つまり、1年に1回しか収益をあげる時期がありません。
大事に育てた作物を、破格で売るしかない状態というのがどのような状態か?という事を逆算して考えていくと、答えが見えてきますね。
その理由は、ほとんどの農家さんが本命の販売先ではないからです。
実は、沖縄のマンゴーの販売ルートのほとんどが、農協や市場の競りにかけられず、直販ルートで売買されています。私たちも流通加工業者ですので、原料を仕入れる際は、農家さんへ直接注文を入れます。農家さんが個人で通販を行っている、または、通販業者と手を組んで販路を広げているなどといったケースもあります。
このように農家さんの元に直接入った注文を優先的に対応し、残った品物を市場の競りや生産者直売店に持ち込み販売されています。
「残して処分するよりは、破格でもとにかく売ってしまいたい」という理由から格安で販売されているのです。
もちろん、全てがそういう理由で値付けされているわけではありません。
秀逸は商品もあり、時には木箱入りの極品までも見かけることもあります。
●選び方に要注意!
先述の通り、生産者直売店には、一級品から規格外品までピンからキリまで並ぶたくさんの商品から、美味しい物を選ばなければなりません。
目利きのプロとして、マンゴーに関してこれだけは覚えて欲しい事があります。
店頭に並んでいるマンゴーのほとんどは、収穫後は固くて酸っぱくてあまり美味しくありません。
『マンゴー狩り』というのが存在しないのもその理由からです。
ですので、お店で購入したマンゴーは、ほとんどが完熟状態ではなく、数日間常温で追熟させなければ美味しくなりません。
数日間という基準は、マンゴーの個体によってそれぞれ違います。
5日程追熟させる必要がある物もあれば、2日後に仕上がる物もあります。
さらに、生産者によっては追熟が5日間も必要ない状態で収穫する人もいれば、当日に食べれる状態(幻の完熟ぽとりマンゴー)で収穫する人もいます。それは、生産者がどのようなマンゴーを作りたいかによって、その作業工程が大きく異なるからです。
お店で選んで購入するデメリットは、この「追熟があと何日必要か」という状態の見極めを自分でできなければいけません。
例えば、その日の夜に自宅やホテルで食べたい場合は、もう追熟が必要のない完熟状態の物を買わないといけませんね。
▼こちらも是非参考にしてください!
美味しいマンゴーの選び方
●冷蔵庫に入れないでください!
追熟が必要なマンゴーを冷蔵庫で保管すると、その段階で追熟が止まります。
もちろん、お店で購入したマンゴーを宅配する場合も、クール便で送ってしまうと、同じことになりますので気を付けましょう。
現地から本土に宅配する場合は、あと5日程追熟が必要な状態の物を選びましょう。
当店では、追熟して食べ頃の状態の物しかお届けしておりません。
その理由は、やはり多くの方が“食べ頃の目安”が自分では分かりにくい、という統計からです。
(当店のお客様からのお声を反映しております)
マンゴースイーツ専門店おきぽたショップ
夏シーズンだけはマンゴーの実も販売しておりますので、機会があればお問い合わせください。